七五三・家族集合
今日は姪の陽子の次男の七五三のお祝いに招待されて姪の夫の家族と陽子家族が集合した。次男は五歳を祝い愛宕神社で祝詞をあげて貰った。二年前も同じ神社で長男も祝詞をあげてもらっていた。
お天気はあいにくだったが、愛宕神社にいる間は雨に降られず運が良かった。お陰で写真が沢山撮れた。姪夫婦はプロの写真家にも依頼していた。
池には鯉が、椿の花があちこちに、樹木がいっぱいの境内。奇麗だった。
10時に祈祷式が始まり宮司さんの後ろに我々は腰掛け祈祷の間数回頭を垂れたり上げたりして次男の成長を願った。そして宮司さんが我々の方を向いてお祓いを済ませてから形式的に次男と長男に甘酒の盃が渡された。式はこれで終了となった。
今日の次男は袴姿で少しばかり成長したように見える。三週間前に会った時に随分成長したな〜と感じた。ものわかりが良く、おしゃべりが好きでその語彙の多さに驚いた。そして今日さらに少年らしく見えたのだが時間が経つにつれて袴はずれてくるし草履は脱げてしまうし、真っ白の足袋も汚れで黒ずんでしまった。朝早くから愛宕神社の出世階段と呼ばれる86段の石段を上たり、池で鯉を見たりして動いていれば袴がずれ落ちてくるのも当然だと思った。でも次男は袴をとても気に入っているようだった。
祈祷式、記念撮影をすませるともうお昼の時間。姪夫婦が予約しておいてくれた芝公園近くのお豆腐屋さんの料亭「うかい」で会食。豆腐料理で知られている料亭だ。全ての個室から中庭が眺められ春は桜。秋は紅葉で美しい。雨が降っていなければ散歩できたのだが午後は雨になってしまった。料亭の入り口から玄関まで緑に覆われた石畳の小道を歩く。東京を離れた感じがする瞬間だった。
料理はどれも美味しいが特に豆水豆腐は、珍味だ。だしで味付けされた暖かい豆乳（薄いスープ状）の中に豆腐が入っていてスプーンで食べる。さらに鮎山椒煮の一盆（写真）、栗，鯖寿司、銀杏、ほうれん草白和え… まだあった、秋刀魚の塩焼きも実に美味しかった！
会食も終盤に近づいた時に横笛の演奏付きの獅子舞が部屋に入って来るではないか。次男と長男は大喜び。なんて素敵な計らい。もうこの時は次男の袴は下にずれ落ちはじめ、草履はどこか遠くに。
こんな風に家族が集合し賑やかに姪の次男の七五三をお祝い出来たことを嬉しく思うし宮司さんの祝詞にもあったように次男がすくすく成長し世の中の人のためになるような人になって欲しいと私も願う。
今日集まった家族の皆に感謝の気持ちでいっぱいになった素晴らしい大安の日だった。
