春一番

2017/02/20 Monday 19:32 | Thinking

spring flower Ito-ya's entrance

spring flower Ito-ya’s entrance


春一番の南風の強風が数日前に。
もうすぐ桜の季節となりそして夏と光陰矢の如しだ。
世界では色々なことが起きている。まるで今までの自分の知っている常識が覆され、それ越えた新秩序の世界に進んでいるように思えてしまう今日この頃だ。

春一番の頃から忙しく充実した日々を過ごしている。
海外から一時帰国の友人に七年ぶりに会った。手紙や電話でのやりとりはあるものの実際に会えるのは嬉しかった。

coffee time

coffee time


寿司の昼食を食べながら存分におしゃべり。場所をカフェに移しデザートを頬張りながらまたおしゃべり。楽しい時間は早く過ぎてしまう。彼女は滞在先の神奈川県大磯の実家に帰らなければならないので時間を切り上げなければならなかった。お互いのお土産を交換して再会を約束して東京駅で見送り。

Mr.Hirano's lecture

Mr.Hirano’s lecture


作家平野啓一郎のトークが新潮社の新潮講座で。聞き手は鵜飼哲夫氏(多くの作家さんとのインタヴューを経験の読売新聞編集委員)。
私は作家の作品をほとんどを読んでいるのでこの講演には興味深々だった。
小説の意義、作品に込められた思いや読者に発信したいメッセージについてまた作品完成までの過程についての本音を聞けたのも面白かった。そしてさらに平野氏の尊敬する作家たち三島由紀夫、森鴎外、太宰治の話など盛りだくさんんだった。
直接、作品完成までの話を聞いていて、平野氏が大切しているテーマはいつも「愛」ということが分かった。また「分人主義」の立場から登場人物を描写することも理解できた。「分人主義」で人物描写をするとその人物像がより深く見えてくる。最新作品の「マチネの終わりに」の洋子はその分人主義の立場での描写のおかげで洋子の人物像が良く理解できる。まるで洋子は自分の近くにいる存在のように思えてたのには感動した。
このような講座があればまた参加したいと思いながら平野氏にサインしてもらった小説(芥川賞受賞)を地下鉄の中でパラパラとページをみながら帰宅した。

billboard concert

billboard concert


コンサートへ行くのは久しぶりだ。
Billboard classics festival 2017 のコンサートというのかライブというかどちらにしろ素晴らしかった。東京フィルハーモニーオーケストラ、コーラスそして多くのシンガーさんたち。このような多くのシンガーさんたちが活躍しているとは知らなかった。オーケストラとの共演は一層歌を劇的にそして気持ちを奮い立たせる。
玉置浩二の「歓喜の歌」「田園」から始まり途中にサンバ、ジャズ楽曲の沖仁のギター、 福原美穂のゴスペル、、、Aimerの歌、さらに歌が続く、、、村治佳織のギター。藤井フミヤの歌。言い尽くせないほど濃密な約3時間の満載ライブだった。全て良かったけれど特にギターリスト沖仁さんの「禁じられた遊び」と
「スペイン」は良かった。「スペイン」は「アランフェス協奏曲第二楽章」を
イントロとして用いてやがてアップテンポになるジャズ楽曲だ。
オーケストラの演奏とともにギターの調べはで心の奥に残る…。
生のコンサートの醍醐味だ!としか言いようがない。

私の春はこんな風に始まった。
季節が順繰りに動いて行く。
街中では盛りだくさんの催事がある。
できるだけ足を運ぶことにしようと思う….。






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