神戸
昨年末から日常の幾つかの出来事で落ち着かない日々を過ごしてきた。
少し正常な日が戻りつつある時に先月フランスに30年以上住んでいる知人の画家から、名古屋と芦屋で個展を開催する案内メールをいただいた。以前パリのARCKで数回個展を開催させていただいたこともあった。彼の描く風景やその色使いに深く感銘したものだ。
ARCK Galerie での展示
個展1 2006年9月22日~10月7日
個展2 2007年1月18日~2月27日
個展3 2008年10月10日~10月25日
画家の大石氏やその奥様にもお会い出来そうだし、彼の最近の絵画が無性に観たくなったので芦屋へ行くことにした。神戸で一泊すれば神戸の街や港にも足をのばすことが出来る。今、自分にこの小さな旅が必要だと強く感じた。
当日天候に恵まれ午前の新幹線で新神戸へ。ホテルに荷物を置き
芦屋へ向かった。始めて乗る神戸の地下鉄,とJRで芦屋へ。会場は駅から徒歩でゆっくり歩いて10分ほど。駅のある道路から一歩は入ればもう静まり返った住宅街だ。会場はさらに静閑な雰囲気のところで石垣の塀に大石さんの個展案内板が掘り込まれているのが目に入ったのですぐ分かった。石垣の塀を過ぎると大きな入り口がありその先に素晴らしいガラス張りアトリエがあった。アトリエ関係者に案内されて中に入ると大勢のお客さんといた大石さんを見つけることができて安心した。今日私がくることを連絡していなかったので大石さんをびっくりさせてしまった。大石さんにお会いするのは、パリのARCKでの彼の個展2008年以来なので7年ぶりだった。本当に懐かしくて短い時間だったがフランスのこと家族のこと、友達のことなど一気に盛り沢山の話をした。そして勿論続けている芸術活動についても。以前にお会いした時よりもとても健康的で英気を強く感じた。仕事をし続けているということはこんなに素敵に歳を重ねられるのだと思った。見習わなければと自分に言い聞かせた。
心休まる風景画をゆっくり鑑賞しながら嘗てのパリでの個展と重なり懐かしむ気持ちでいっぱいだった。来年の秋は大阪で個展を開催するのが決まっているので是非行きたいと約束をして名残惜しかったがアトリエを後にした。(写真1〜6)本当に来て良かった!大石さんにお会い出来て心和らげる絵画が観られて嬉しかった。感謝。
三宮駅周辺を散歩して宿泊先のホテルがある新神戸へ。
部屋からの景色(写真7)。左奥には六甲山の一部が眺められた。
夕飯に絶対に食べようと決めていた神戸牛の鉄板焼き(写真8)始めの一枚は
椎茸と白い野菜、名前は忘れてしまったが、二枚目はもやし、青野菜たっぷりで本当に美味しかった。今日の疲れと明日の半日の観光に備えて良くたべた。
翌日は11時半から観光ハイヤーでざっと街の中を案内してもらった。生田神社(写真9、10)お参りをして健康お守りを購入。神戸花時計(写真11)それから異人館街(写真12、13)坂道にあり道の所々に花壇があり情緒豊かな観光スポットだ。坂をさらに上ると木々に覆われた風見鶏館がある。(写真14)。天気予報に反して天候に恵まれ観光日和だった。
そろそろお腹が空いて来たので港周辺へ行く前に美味しいお蕎麦やを教えてもらった。(写真15)店の人のお薦めでかき揚げ蕎麦にした。熱々のお蕎麦をフーフーしながら味わった。ダシが薄いのにしっかりした味で蕎麦も汁も美味しかった。お蕎麦が大好きな私は大満足。
最後は神戸港の一部のメリケン波止場周辺を見て回った。(写真16、17、18)。港の岸壁の一部が淡路大震災の時の被害がそのまま残されている所もあり街頭が岸壁と一緒に崩れ落ちていた。
この後新神戸駅の近くでコーヒーを飲んで新幹線に乗り帰途についた。一日を振り返り初めての1泊の神戸の旅でしたが神戸が好きになりとても楽しかった! 大石さんの絵画と素敵な神戸!
大きな気分転換ができたので明日からまた頑張ろう〜と。